症例概要
- 動物種:うさぎ
- 品種:ミニウサギ
- 生年月日:2022年10月生まれ
- 初診:2025年9月
- 手術内容:避妊手術
ご来院のきっかけ
胸元の脱毛や、巣作り行動が見られるようになったことから、ホルモンの影響を考慮し、避妊手術をご検討されてご来院されました。
うさぎでは、性成熟後にこのような行動や脱毛が見られることがあり、個体によっては生活の質(QOL)に影響を及ぼす場合もあります。
うさぎの避妊手術について
うさぎの避妊手術は、発情に伴う行動の軽減を目的とするだけでなく、将来的な子宮疾患(子宮腺癌など)の予防という観点からも検討される手術です。
一方で、うさぎは犬や猫とは異なる生理的特徴を持つため、全身管理・麻酔管理には特に注意が必要な動物でもあります。
当院では、うさぎを含むエキゾチックアニマルの診療経験をもとに、事前検査や全身状態の評価を行ったうえで、その子に合わせた手術計画を立てています。
手術および術後の経過
手術は全身状態を確認したうえで実施し、術中・術後ともに大きな問題は見られませんでした。
術後は食欲や活動性の確認を行いながら経過を観察し、徐々に普段の生活へ戻れるようサポートしました。
飼い主さまへのご説明とフォロー
手術後には、
- 術後の過ごし方
- 食事や生活環境の注意点
- 行動変化の目安
などについて丁寧にご説明を行っています。
うさぎは体調不良を隠すことが多い動物のため、術後も小さな変化に気づけるよう、ご自宅での観察ポイントもお伝えしています。
担当獣医師より
うさぎの避妊手術は、性ホルモンによる行動や体調の変化に加え、生殖器疾患が非常に多いことを踏まえ、ぜひ若く、元気なうちに実施していただいた方がいいと考えています。
「これって発情行動?」「避妊手術をした方がいいのか迷っている」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。


